2012年2月27日月曜日

おためシーカーのすすめ

使用されてる率はめっちゃ低いシーカー系統です。いわゆる手動誘導ロケット弾。
 誘導方式はセミアクティブ・・でなく、正確には「半自動指令照準線一致誘導(SACLOS)」です(また細かいこと言い出しやがった・・・)。

 MLRS使いにはA12マッチでもたまに会うことがありますが、シーカー使いはほんと少ない。希少種。レア。保護すべき。 ただ、使われていないからといって弱いというわけではありません。

■特徴
・左トリガで照準にむけてロケット弾を発射
・発射直後の弾速は遅く、そのあと一定速度まで加速
・何かに命中すると爆発。効果範囲はサワードより広め
・最大射程は250mでサワード系より短い
・右クリックで画面は誘導モードに入る
・誘導モードにせずに発射した場合は無誘導で発射され、直進する。
・誘導モードは通常より画面が狭くなるが倍率はほぼ一緒、視点の違いには注意
・発射した直後0.2秒ほどの間はまだ誘導が効かない
・その後、照準の中心が向いている線上に向けて弾体が誘導されつつ飛んでい
・2秒弱で誘導可能な時間は終わる
・一旦無誘導で発射した後に右クリックしても誘導できないことに注意
・誘導中に右クリックやよろけダウンや武器変更で誘導が中断されると、弾体はほぼ直前のベクトルを直進する
・誘導モード中であっても機体の操作(移動、ダッシュ、ジャンプ、しゃがみ)は行える。タックル他は未調査。
・誘導モード中はリペアポッド、リフト、カタパルト、ワフトローダー、の使用はできない。


 さて基本的に、遠距離の敵をのんびり狙う武器・・・では、ないです。

 一番のポイントは、「撃ってから狙える」こと。

 通常の「構えて」「狙って」「撃つ」手順と違い、「構えて」「撃って」「狙う」順にできるので、落下中にとりあえず撃ったり、撃っておいてから視界に現れた敵にぶつける、といったことが可能です。しゃがまなくても精度が出る点もうれしい。
 二番目のポイントが、障害物の後ろに即時にダメージを放り込めること。直接視認できない相手を攻撃する手段としては、かなり着弾が早く、正確です。

 ただ・・注意点がございます。

 シーカーの弾体が地面や壁に着弾した場合、周辺にダメージが発生するまでに6~20フレほどの遅れがあるんです。

 一方で自分の自爆判定は例によって即時なので注意!敵機やワフトに対しても、直撃できた場合は即ダメージ成立するようです。
 サワード系と違い、相手に密着発射して自爆した場合でも、相手にダメージは入る模様。

 恐らく誘導の処理と、弾体がいまどこにいるかの処理は各筐体側で行ったうえで位置を更新、被害判定をしているためにこのような差が発生しているのだと思われます。

 ※地面に当たった→サーバーに位置を送信→爆発位置を反映→ヒットした→結果を各筐体に返信→こちらの画面に反映となるため、見た目の反映にかかる時間がサワードの倍になる

 なので地面当てを狙う際は、0.2~0.3秒程度の先置きを狙うようにしましょう。バリアは直撃狙っちゃってok。

 使う際は撃ったら棒立ちで誘導するのではなく、撃ったら避けましょう。避けながらでも誘導できます。基本はジャンプで撃って、相手が避けようとするのをそのままマウスで追いかけつつ、自分は障害物の後ろに降りる感じ。

 対ワフトではかなりの遠距離からでも確実に直撃をとれます。腹の下に入らなくても誘導して下腹に当てられるため、ガンナー殺しとしては最強です。


 さてサワード系個別の評価です。

■シーカーロケット
 最初のシーカー、シーカーロケットです。
 7500とちと威力が足りなく感じますがダウンを取るには十分。

 弾数が1発少なくなっていますが、初速と地面あてのラグ以外はスマイトさんとだいたい互換。ただスマイトの即時性を求める方にはちょっとおすすめできない。
 スマイトに素材と勲章が届かない人には逆におすすめ。軽いし。実は地道に爆発系の副武装では最軽量。

 おもいっきり誘導すると最終的にはだいたい45度弱くらいまで曲げられます。

■トライシーカー
 バラージのシーカー版というような位置づけですが、一斉ではなく、デッデッデンぐらいの間隔で3発のロケットを発射します。

 撃つ際に結構な跳ね上がりx3があるので、反動制御低い腕だと狙って無誘導三発当てるのは難しいです。誘導の素直さでは素のシーカーの方が良いようです。

 この微妙な間隔のお陰で、目の前に味方が飛び出してきてもよろけ中断のおかげで自爆せずにすむことがままあります。よろけで次発の発射が止まる。バラージでも自爆する人にはおすすめ。

 シーカーロケットと違って、地面当てでもそこそこの威力が望めます。
 ただバラージと比較すると、まとまって3発の三角形に捉えて確殺、というケースは少なめ。どれかが引っかかればいいや、ぐらいの気持ちで撃つことになります。斜めに誘導を滑らせて地面に当てると引っ掛けやすく、決め打ちで当てるなら相手の移動先にまとめ置き、が良い感じです。

 ダウンは装甲86%直撃からなので、プラント戦挑んでこれるくらい堅い相手だとちょっと苦戦します。

 バリアは1セットで消せます。ラグのせいで地面当てが前バリアを貫通することも時々。
 コア攻撃はほぼバラージ並のダメージが出まして、4,4,4、4,4,4、4,8,4、4,4,4ptになります。ガンタレは2セットで破壊。自動砲台は1セットで微妙に残ります。

 誘導性能はシカロケより低く、おもいっきり曲げても30度くらいまでです。あと誘導の際はこんな感じで飛んで行くので注意。


■パワード・シーカー
 強グレ並に威力が上がりました!おめでとうありがとう。

 初速こそ遅いものの、加速により最終的な弾速はコングを上回ります。逆に遠距離からの時間差コング攻撃はやりにくくなりますが、まあ避けられやすいしねアレ。
 被害範囲が榴弾並なので、何気なくプラントに放り込んでも撃破がとれたりします。床当てだけでなく、柱当て・背後当てなどもより有効になっています。置いておいてラグを食らわせるのも強い。

 そんなわけでセンサーの支援下のプラント戦など、相手がいるとわかっている状態ではとても強いです。射線を遮った状態から、相手の隠れている位置にバンバンねじり込めます。

 逆に奇襲を受けた時の切り返し力はコングに劣ります。自爆範囲も広いし。
 被害半径が大きめなので、壁裏や柱裏のセンサーが余裕で正面から破壊できます。これ覚えておいて損はなし。

 誘導もシーカーロケットより微妙に強く、およそ45度まで曲げることができます。

 コア攻撃は8、8、12pt。ガンタレは3発で破壊、自動砲台は2発で破壊。

使い方編


■狙撃
 シーカー持ったらまず最初に遠方の敵を狙ってしまいますが、殿、それは良策とは言えません。

 単に狙撃したいんならネオかXMかグロームβでやった方がいいですってば。
 もちろん、こちらから見える場所で悠々と榴弾撃ってる人とかには普通に当てちゃっていいですが。

 ただシーカーでやる利点もあります。
 例えば開所で砂に狙われている時、とりえあえず撃っておいて、相手の射撃を機動回避してから悠々と直撃させる、てなことができます。屈伸ポイントです。

■撃ち下ろし
 こちらが基本の使用法になります。

 まずカタパから。カタパで飛んでいる落下中に発射して着地までの間相手を追尾できるため、上空からの奇襲が非常に強力です。コングの場合自分の着弾点避けないといけませんし。

 そしてプラント内では障害物に乗ったりジャンプした上で、プラントの柱越しや障害物越しの攻撃を狙います。
 


 上の図を見てもらえばわかりますが、地上から山なりに当てるより、上からねじり込んだほうが誘導もしやすく威力も大きいのです。範囲が広いので後頭部にぶつけるような感じでねじり込んでも十分当たります。

 柱や壁を挟んで睨み合いになった時は、強みを発揮できます。
 相手に直撃させることより、床や背後の壁に当てることを意識したほうがうまくいくことが多いです。

 リムペの存在を考慮せずに支援に対し追い出しをしかけれるのは地味に強い。


■コア攻撃
 ベース外からのシーカーシュートはみんなの夢ですが、入り口からの距離が短いベースでもかなりセットプレイが要求されますのであまり現実的ではありません。成功率もそんな高くないんです、割と簡単にできるベースもあるけど。

 ベース内では自動砲台の射界外から打ち込めるのでそこは重宝しますが、トライシーカーで3発まとめて当てるのは難しい。やるならシーカーかパワードで。トライは普通に近づいてぶち込んだほうがマシです。

 コアまでの距離が255m前後なら空中炸裂も狙えるはずですが、対処されているのか、うまくいかない様子。

■施設破壊
 自動砲台を遠距離から、また隠れて確実一方的に破壊可能なので小遣い稼ぎに重宝します。2.7以降はおいしくないけど。
 トライシーカーの場合3セットでレーダーを破壊可能。おちついて誘導できれば主武器がろくに当たらない場所でも早く壊せます。

■置きシーカー
 発射直後の弾速が遅いことを利用して、狭い路地などを封じるように置いておいて、自分は逃げるなり他の方向へ回りこむなりする方法です。

 弾速の遅さに加え、相手の画面に反映されるまでのタイムラグがあるため、通路に入った瞬間吹き飛ぶ(直撃時)というリムペっぽい謎現象を食らわせることができます。

■背中撃ちシーカー
 地味に強い。
 現在主流のディスタンス麻は、重火に追われた場合、AC吹かして遮蔽のある場所まで突っ切って確実に振りきるのが一般的です。
 そこをシーカーで追わせます。
 背中を追尾しつつ障害物の裏までねじり込みます。相手がまっすぐ進んでくれますので誘導しての直撃がとてもとりやすい。多少奥に行きすぎても、相手のほうが遅れて地面に発生した判定に突っ込んで食らってしてくれることもよくあります。

 他にもレーダーやかまぼこ裏まっしぐらの相手に対し、裏に落ちるように誘導して確殺取るとか、市街地の足場小屋の裏で様子伺っている相手に直接ねじり込んだりとか、4pt地点にベース内から当てたりとか。防衛面ではいろんな場所で使えます。

 問題は練習しづらいこと。CPUはAC吹かして逃げませんしね。

■榴弾とのコンビネーション
 榴弾を撃たれたときに防衛がどこに逃げこむかだいたい決まっているプラントというのが結構あります。半分屋根がついているようなプラントや、安全に踏める場所があるような。

 そういったプラントを踏みに行く場合、見せ榴弾を置いて相手を逃げさせておいてから、隠れるであろう屋根の下にシーカーをねじり込むことで、姿を晒さずにプラント防衛を一掃することができます。

 そんなわけで、シーカーは単純に手動誘導のミサイルではないのだよ、ということがもうちょっと広まってくれると使い手も増えるのではないかな、と思う次第であります。

2012年2月9日木曜日

ニュードイン、ニュードアウト

だいぶ昔のことになりますがニュード兵器というものが実装されまして(ほんとに昔だな)
重火の主武器ではヴルカン3種、そしてグローム3種が実装されておりました。

 そこに最近、新しくヴルカン・ラヴァも実装されたので、ここらで軽くまとめなどを。
  
 まず基本。ニュード主武器としての基本特性。


・ニュード属性につき施設破壊に強くコアに弱い
・OHがありません
・反動がほとんどない
・頭部の射撃補正の影響を強く受ける
・レーザー状の火線が出る
・リロードはやや早め(※ただしグロームγを除く)
OHないということで取り扱いはしやすそうに見えるのですがちょっと注意。
 
 射撃の際は、慣れていないとレティクルでなく火線の行き先を目で追ってしまうため、いつまでたっても着弾が安定しません。横移動しながらの射撃時や、明度の低いマップでの射撃は注意しましょう(夜ウーハイとか)。
 
 そして継続射撃時間が長めでも瞬間火力が低めな宿命。集弾のいい間に確実に連続してCSを取るようにしましょう。
 
 コア攻撃の効率は実弾系に比べ2割落ちます。射撃が長時間に及べばOH分でやや差は縮まりますが、勝ることはありません。

ヴルカン

まずヴルカン。回転砲身砲でもソ連の対艦ミサイルでもなくてニュードマシンガンです。
特徴:
・重量軽め。概ねウィーゼル以下
・連射速度はウィーゼルより遅く機関砲より早い
・単発威力はちょっと高め、瞬間火力(時間あたりのダメージ)はやや低め
・マガジン弾数は少なめ
・構える位置が高め
・要求勲章が易しく買いやすい
しびび、ツコツコツコという特徴的な効果音と共に光の線を発します。
 
 反動がほとんどありませんので据え物斬りは得意です。
 
 若干軽めなので、支援や麻メインの人が重量調整として載せるのはオススメ。OHがないのでサペと似た感覚で使えるのも良い。
 
 あと構える位置が高いので、コア周りの防衛が若干、しやすくなっております。コアの傘下の柱をはさんだ反対側の相手のてっぺんに撃ちこんで走らせることができます。
 
 問題点としては・・ヴィーゼル同様、限界まで射撃補正を良くしても、弾がばらけてしまいます。どうも散布率に下駄を履かされている‥。
 
 それと継続射撃時間が長めでリロードが短めといっても、ちゃんとトリガ調整をした他の重火武器にはかないません。CSを積極的に狙い、1マガで殺しきる気でいきましょう。


■ヴルカンLG1
 
 ヴィーゼルRがちょっと玄人好み(ニュアンス)の性能なので、ガトリングや機関砲といった重い系の武装を買っていかないのであれば、お手軽にヴィーゼルからちょっとだけアップグレードできる一品です。素材はお手軽でもないけどね。
 
 ただ集弾がいいといってもヴィーゼルから比べると気持ちレベルなので、屈キャン時にしっかりCSを取るとかそういう落ち着きがラッキーポイントになるでしょう。
 
 素材に余裕ができたらLG2に強化すればよいかと。
 
■ヴルカンLG2
 
 重火の武器の中では一番癖がない、と言っていいと思います。それが前置きにして本題であり結論。
 
 勲章無しで買える重火の主武器の中では一番重量当たりのパフォーマンスが良い一品。
 軽いしそこそこ精度いいし、継戦能力も並以上。総火力こそちょっと落ちましたが。
 
 特にコア凸するわけでもなく、重火の武器も揃える気がないんだったら、これ買っておけばいいんじゃないですかね。
 
■ヴルカンMC
 
 圧倒的な射撃継続時間が売り。
 
 扱いやすく打ち続けられる時間が長いため、主武器で敵機複数を長時間追い回すには最適です。‥まあ、そうならないことの方が重要だけども。
 
 前線に出たくないしOHの面倒もみたくない、って人には向いてます。真の初心者向け武装と言っても過言ではない。秒間火力は重火最低クラスだけど!
 
 あとの難点は融素子。
 
■ヴルカン・ラヴァ
 
 追加されたヴルカン4段階目です。精度と連射据え置きでLG2の威力をアップグレードした代物ですね。
 
 ただその代償としてマガジン弾数が大きく減っております。威力1割も上がってないのにマガジン内3割近く減っているってどういうこと。どこで重量増えてるのさ!
 
 一応、撃ち始めの「瞬間」だけはかなり精度がいいという噂もあります。基礎精度がいいのでしょうか?事実飛び降りざまに頭部に照準すえて撃ちまくると、いい感じに削れる感はあります。タップ撃ちメインなら使ってみてもいいのでは。 
 

グローム

ロシアのフリゲートでもなく、機関砲のニュード版です。レーザー機関砲ってとこ。
 
 ネーミングセンスからしてアブローラと同じメーカーって設定なんだろうと思わせますな。
 
 特徴としましては
・機関砲より微妙に重く、連射も遅い。そのかわり威力がやや高め。
・精度高い頭部を積むと、かなり集弾がよくなる。
・機関砲同様、構える位置が低め。
シパシパ、という効果音と共に光の線を発します。
 ヴルカンと違い連射速度が低いので火線に目が騙されることは少なくなりました。
 
■LACグローム
 
 単式機関砲のニュード版と考えてさほど間違いはありません。
 
 単発の威力が重火の主武器のなかでは最強であり、よろけを頭部装甲B以下で取れます。
 
 ただし‥精度がそれを活かすほど高くないのが困ったもので。
 「火力の違いを思い知らせてやる!」とか調子に乗ってただたれ流していると紫電さんあたりに余裕でコロコロされますので要注意。
 
 ダメージ確度の高い副武器との組み合わせがおすすめです。
 施設破壊がとてもとても早い。
 
■LACグロームβ
 
 狙撃機関砲。
 
 連射速度ゆえ秒間火力はさして高い方ではないのですが精度が最高クラス。
 かつ一発の威力が単式改を上回るため、中間距離での精度勝ちがえげつない武器です。
 遠距離でも玖珂S頭にCSでよろけ取れますし(装甲C+以下)、狙撃と遠距離で撃ちあって勝っちゃったりします。
 
 その反面、至近距離でバタバタ動かれると、最低クラスの連射速度のために辛いことに。位置取り注意です。
 あとこいつも施設破壊が鬼です。ボロボロ壊せます。ワフトも遠距離から延々削れます。
 
  ■LACグロームγ
 
 重いし散るしリロード遅い、とグローム開発陣に何があったのかと思うほどの鬼子。怒竜より重いんですぜ?
 
 火力は単式よりやや劣る程度で、扱いはとても良い感じなのですが、まあ、とにかくバラけます。
 銃身出た瞬間に弾曲がってない?と思うほど。せっかく縦二門積みにしたのに台無しだよ!
 
 普通に機関砲のつもりで中間距離で使おうとすると辛いことおびただしい。
 さらにヴルカン並に少ないマガジン火力もネックになります。対バリアとか対ワフトとかで‥。
 
 ワイスマの間合いで使うくらいでやっと火力が生きます。え、その距離でゴリ押しするなら象かダイナソア使うって?