2010年5月2日日曜日

撃たれたい奴から前(線)に出ろ

 同じ重火力と一口にいっても実はプレイヤーによって立ち位置と振る舞いが異なるわけでして、同業と話しているつもりでも「サワードとラピッドを交互に持ち替えながら戦う人」と「近距離はコング、遠距離は啄木鳥と完全に使い分ける人」「双門を超絶指切りで1発ずつの狙撃銃として使う人(いねえよ)」では話が食い違ったり噛み合わなかったりずれたりするわけです。

という重火にも色々あるんですよという話。

自分がどういうスタイルが合っているのか考える一助にでも。

■コアディフェンスする人
 コアニートとかコア常駐とか呼ばれる人達です。ベースニートは差別用語らしいです。

 アセンの特徴としてはダッシュもブーストもさほど必要ないので、SP回復と最高の射撃性能を追求できます。ツェーブラ頭とHG腕とか。
 アトラントなど射程のある榴弾砲を好み、コア周りで戦うためガトリングは好まれません。最近だとヴルカンが多いんじゃないでしょうか。

 稼ぎどころはコア防衛と奇襲対処。コア凸が来てくれないとポイントが稼げませんが、来てくれるなら安定してポイントが稼げます。
 一番困るのが橋を挟んでの膠着とかなのですが、前線の枚数が少ないせいなのでちょっと自業自得。
前線の撃ち合いがいつまでたっても上手くならないのと低すぎる勝率が悩み処。


■スィーパー
 戦線後方で榴弾支援と自陣側プラント防衛&コア凸対処を主にする重火です。
 アセンの特徴としては弾数のある榴弾を積み、高めのSP回復を得た上で、可能な限りブースト上げる傾向になります。遠距離戦が多くなるので射撃補正も重視。
 交戦距離は遠距離スタートなのでガトや啄木鳥が定番。MLRS積んじゃう人もいます。

 稼ぎの大部分が榴弾と奇襲対処なので、味方ラインがちょっと下がり気味の方が張り切ってくれます。というかスイーパーがいるとラインは下がります。必然的に。
 プレイには味方に獲物(凸麻)を取られても怒声をあげない落ち着きが求められます。

 うまい人になると見えない相手にドカドカ榴弾や遠距離射撃をを当ててくれる上、人手がなければ支援にもスイッチしやすいので、味方にすれば防衛面で頼もしい反面、攻め手で欠けることになります。


■プラント屋(オセロッター)
 中盤でプラント塗り替えをメインで行う重火です。
 アセンの特徴としてはとにかくブースト一番、火力と装甲が二番。必然的に円Ⅲなどの中量アセンになりがちです。

 榴弾撃って、突っ込んで、踏んで、の繰り返しになるため、交戦距離は短め、コングでの確殺や、プラカノハメなど、1vs1で確実に敵の占拠やリスポンに勝つスタイルになります。
 敵がプラント戦を挑んでくる場合は非常に咬み合っていい働きをしますが、凸合戦になった場合は相手の凸が野放しになり、味方も攻撃の手が足りないため、情勢で勝っているのにゲージで負けていく状況になりがちです。ランクが上がってくるとより速度を求めてメインが強襲のパートタイム重火になりがち。

 プラント踏むことが最優先の人たちなので一度プラントを踏み始めたらコアが危なくても戻ってくれませんが、そういうものです。NG連打してもしょうがないです。


■ラインズマン
 とにかく相手陣のプラントに向けてずんずん進み、前線を押し上げる人たちです。
 アセンはとにかく火力と装甲。センサー範囲外で戦うことが多いため、相手に先手を取られても死なないだけの装甲と、敵を短時間で排除する火力が必要なのです。

 麻に比べ劣る機動力を装甲で補い、停止している時間を極力減らすために隙の少ない榴弾を積み、
近~中間の撃ち合いでの確実性を重視します。結果としてケーファーキメラかHGキメラになりがち。

 装甲差を押し付けて撃破と占拠を稼ぐスタイルなので、敵陣の弱い部分に喰い込むと無双状態。しかし人外の使い手やトラップ上手が敵にいると途端に稼げなくなります。

 弱点としては、とにかく最前線にリスポンしてすぐ撃ち合っているため、他の重火ほどレーダーに気を
配っていません。装甲重視のためエリア移動が遅く、急襲を受けた際に必ず防御に出遅れます。
 速度的に前線タイプの麻とは協調できても凸とは協調できないため、味方の前線枚数が薄いと、攻めては無駄死に、のサイクルに陥ることもあるのが困り者。

■蛇凸
 チャンスがあったら積極的にベースに攻めこんでしまう重火です。
 アセンはとにかくスピードと装甲。ベース入り口からどうブーストを使うかがもうね、死活問題。副武装は 当然、バラージ・ネオ・Mk2といったコアダメージ重視装備になります。

 ポイント効率をどうしてもベース絡みで考えるので、施設破壊で小遣い稼ぎも多くなります。小遣い稼ぎといっても榴弾+ネオで一瞬でレーダー壊してきたりする類なので洒落になんない。
 総火力がとんでもないため、ノーガードで通してしまうとほとんど勝負が決まってしまいます。1割2割程度のリードは普通にひっくり返されます。ベース防衛がいるから大丈夫だろうと思っていたら青バッテンが付いたときの絶望感は異常。

 爆発力はすごいのですが、そのチャンスを引き当てるために榴弾でセンサー壊したり水に漬かって巡回をやり過ごしたりと、凸麻にはないような苦労を強いられる割に空振りに終わることも多く、輝く時とのそうでない時の落差が激しいです。

■コングシューター(絶滅)
 Ver1.5まで存在した特殊な重火です。現在はコアの防御が変わったため、非常にシビアな局面と射撃が求められるようになり、絶滅しました。なむ。


 とまあいろいろあるわけです。
 そんなわけで「俺のやり方はこう」と決め付けず、行き詰まったときに他のスタイルを試してみたり、「重火役に立たねぇ」とか「重火いらねえ」とか言われたときに「はっはっは他のスタイルは駄目だなあ」と精神衛生に役立てたりとしていただけますとよいのではないかと。